開催趣旨

与謝野晶子は堺で生まれ育ち、10代で若い人たちの芸術文化運動に参加し、それは全国の若者たちの精神に大きな影響を及ぼし、新しい文化芸術のムーブメントを起こしました。

その後も、そして今も、晶子の愛と自由の精神は受け継がれ、歌碑は全国に、また世界各地に建立され続けています。

私たちは2007年5月に、没後65年を記念し、生家跡歌碑で献花祭をするとともに、歌碑近くにある山之口商店街を中心に、期間限定で文学カフェを開き、様々なイベントをしました。その年の晶子の誕生日の12月7日には「129回目の誕生日を祝う会」を行いました。

2008年には、実行委員会を結成し、この偉大な芸術家の生誕130年を祝し、生誕の地「堺」で生誕祭を開催いたしました。

2009年からは「与謝野晶子生誕芸術祭」と銘うって、与謝野晶子生家跡歌碑を中心に、芸術祭参加者を広げていくことにいたしました。

2015年は「利晶の杜」がオープンしました。これまでわたしたちがめざしてきた、与謝野晶子生家跡一帯を堺の観光の起点、堺の文化芸術振興の中心とし、文化芸術資源をつなぐネットワークの拠点にしていくときがきました。
2017年は、イベント名を「与謝野晶子生誕祭」といたしました。

2018年からは、新・実行委員会を組織し、与謝野晶子生誕140年を機により晶子の歌に焦点を当て、その魅力を発信できるよう、参加性のある楽しい、新たな活動を計画していくことになりました。
また、2016 年から、阪堺電気軌道沿線の情報を発信する「ちん電マップ」でも広報協力をしています。
 
2018年生誕140年を節目に、これまでの「帽子を依り代に晶子さんになる」企画は終了いたします。フィナーレを飾る楽しい催しにしてきます。
今後若い人たちの参加がより深まるよう、今年は様々なチャレンジの年です。より堺の人たちが関心を持って様々なイベントが生まれることを願っています。

 

与謝野晶子生誕祭実行委員会 

新実行委員会一同